落合陽一さんの日本進化論
''日本進化論"というなんとも興味をそそらせるこの題名に惹かれて読んでみました。
今回は、そんな落合さんの日本進化論を社会不適合OLの持論を交えて取り上げていきます。
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下記ネタバレ注意↓↓================================
わが国のリソース投下の課題
まず、「わが国のリソース投下の課題」
①シニア層と過去へのリソース投下があまりにも重く、未来に投資できない
②インフラ投資があまりにも重く、都市集中型の未来しか描けない
要するに、未来に投資出来ず未来を描けない。
やってみなきゃ分からないという若者にありがちな思考を年配が阻止するのに必死すぎる。
そうして若者の停止させて会社に洗脳させる。
まあ、給料貰ってる以上雇われの身だから、その会社(宗教)に身を投じるのは仕方ない。
これが嫌なら辞めるしかないって私は思うんだよね。
それか自分に合う環境に変えるか。
置かれた場所で咲くリスク
"置かれた場所で咲く"ってよく言うけど咲けない場所に身を置くのは時間の無駄だと思うし、それこそリスク。
咲ける場所を探す時間と置かれた場所で咲く時間のどちらが早いか考えて行動するべきだよね。
これまで当たり前だった1つの会社で定年まで働き続ける選択肢はなくなってきてる。
2000年代以降、非正規雇用やフリーランスの働き方が広がり、自担労働や在宅ワークなど多様な労働形態が一般化しましたよね。
しかし、昭和の安定した雇用形態を懐かしみ、日本の労働環境は悪化というが、それほど長い歴史ではない。
高度経済成長に入ると、若い労働力が求められるようになる。
すると、多くの企業が長期雇用を前提とした雇用形態をとるようになった。
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この工業を基盤とした社会では、労働者の多くが同一のインフラに乗り、同じ信念を持ち、同じ方向に成長していくことが、生産の効率化とコストの最小化のために効果的。
生涯ひとつの会社で同じ社風に染まり、出世競争しながら生産性を上げる事で会社にとっても個人にとっても最適解。
昔は終身雇用、年功序列に象徴される日本人の働き方はこうした社会状況のもとで形成された。
ただ、現在はそのやり方は有効的ではない。
世界の時価総額ランキングに目を向けるとインターネット関連の企業が上位。
その理由として、終身雇用や年功序列の制度が少子高齢化の日本にそぐわなくなったのが要因。
限界費用ゼロ化
"限界費用ゼロ化がビジネスを変える "
限界費用とは
→経済学の用語で、財やサービスを生産するとき、ある生産量からさらに一単位多く生産するのに伴う費用
工業的なものづくりでは、新たに追加で製品を作ろうとすると、その分の現在材料や人件費がかかる為、限界費用が増加する。
しかし、ソフトウェア産業やインターネット産業ではパソコンやスマホでデータやアプリを一単位多く生産するときにかかる追加的な費用は実質的にゼロ。
ユーチューブ、ツイッター、インスタなどのプラットホームビジネスは限界費用ゼロ化により生まれたサービス。
そこには動画や画像、テキストといったコンテンツがユーザーや企業によって自発的にアップロードされ、無限に拡散される仕組み。
要するにソフトウェアが有利な時代だからそこのリソースを高めた方が経済発展するって話。
確かに効率重視なら、ソフトウェアはコストかからないし便利だし、人間関係で嫌いな上司がいたら、AIを上司や先生にするのもあり。
ただ、コンテンツとかアニメ制作とかになってくると感情が入ってくるから、感情ある人間が作ったり、企画のプレゼンとか人に伝える仕事は人間がやった方がいい。
まとめ
感情がある産業がAIにとって代われないから、精神科とか企画とか発想する仕事は人間需要があるのですかね。
進化論を創り出すのも人間だから、こういう発想に共感する人が増えることが落合さんのいう進化論が現実になるのかななんて思いました。
オススメの本です!
以上。