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地頭力を鍛えて、問題解決に活かす「フェルミ推定」を学ぼう!

私も地頭が良かったら人生楽勝だったんだろーなー。。。と思いつつ、
 
 
地頭力って後天的に身につけられるものなのか??
 
 
って期待しながら、この難しそうな本を読んでみました。
 
 
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下記ネタバレ注意↓↓================================
 
 
 

地頭力とは

 
地頭力とはそもそも、
自分の頭で考え、新しい概念や公式を作り出す力。

「既存の知識や方法論を使わず、たとえ知識の全く無い未知の分野であっても、自分の頭と常識だけを頼りに、自分なりの切り口や捉え方で、物事の本質や問題の根本に近づくことが出来る人」
 
地頭力の定義)

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これだけ聞くとただの天才みたいに思えますよね。
 
 

頭の良さは3種類

 
・地頭がいい(考える力)
・機転が利く(対人感性力)
・物知り(知識・記憶力)

 

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地頭力の最大のメリットは、圧倒的に生産性が上がる。
 
では、地頭力を鍛えるには??
 
①仮設思考力である"結論"から考えることにより最終目的まで最も効果的な方法でたどり着くことができる。
 
フレームワーク思考力の"全体"から考えることによりコミュニケーションにおける誤解や後戻りの最小化を測れる。
 
※部分から考えるというのは、個人の思い込みや思考の偏りを排除できずに、途中で誤解が発生してコミュニケーションの後戻りによって非効率的になる。
 
③抽象化思考力による"単純"に考えることにより、意思統一が図りやすくなるとともに、抽象化思考の本質である、応用力を広げることによって少ない知識を様々な範囲に応用して、新しいアイデアの創造や非効率化を飛躍的に図れるようになる。
 

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この「結論」「全体」「単純」三つの思考力がこれからは大切なのです。
 
 
地頭力はある意味人間の行動パターンの基本となる"思考回路"
 
これを変えるとすべての行動パターンが変わってくる為、単なる行動を一つ一つ変えるのとは、インパクトの大きさがまったく違う。
 
人間の思考回路とは表面上の各コンパスが一つ一つの行動として考えると、人間の行動は根本にある思考回路で支配されているので、表面上の行動を個別に修正しようと思っても思考回路が変わっていない限り変わることはできない。
 

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地頭型多能人「バーサタイリスト」

 
 
インターネットを中心としたITにより、世界が劇的に変化し、フラット」な構造になるという内容のもとバーサタイリスト(なんでも屋)という言葉が挙げられる。
 
一言で言えば、「適応力があってどんな分野でも実績を上げることができる人」
 
これらの意味を踏まえ"適応力が高い"とはつまり地頭力で勝負する事。
 

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既存の知識や過去の経験をもとに「自らの考える力」で常に環境に適応しながら次々と新しい知識を生み出していく事ができる。この能力が高いゆえ地頭力の高い人は、「多才多芸」なのです。
 

レガシー会社人から地頭型会社員へ

 
逆に従来必要とされてきたのが、レガシー会社人
 
主に重要であったのが、
Y軸(対人感性軸)とZ軸(知的・記憶力軸)であり、知識や経験そのものであった。
 

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そこでスキルセットのタイプは例えば、
 
・特定の専門分野に詳しいスペシャリスト
・組織内の各部門を数年おきに渡り歩いて広範な知識を取得したゼネラリスト
・一つの柱と間に周辺分野の知識も広げていったV字型人間
 
 

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ここで必要なのは特定の知識に依存することなく、膨大なインターネットの情報を最適に活用して"自分の頭で考え抜いて新しい知識を生み出せる力”
 
つまり地頭力を持った「地頭型多能人(バーサタイリスト)」になる事がこれからの時代の肝。
 
必要なスキルセットは知識の幅と深さの議論ではなく、軸の転換。
 
 
 
 
知識力そのものよりも新しい知識を次々と生み出せる地頭力を持った、地頭型多能人(バーサタイリスト)が求められる時代なのですね。
私も日々勉強です。
 
以上。
 

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