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家入一真さんの本『なめらかなお金がめぐる社会』

今回はGMOペパボ、CAMPFIREなどの創業者の家入一真さんの本「なめらかなお金がめぐる社会」に思想や大事なポイントが沢山あったので紹介します。
 
 
 
 

 

 
ここからは家入一真さんが思う思想を記述していきます。
 
 
下記ネタバレ注意↓↓================================

いい社会の条件とは?

 
幸せとは、"自分のやりたいことができる"ということ。
 
だとすれば、「いい社会」とは、
各自が「自由に、自分の幸せを追求できる社会」となる。
 
 
つまり、経済的というよりも、「精神的に持続可能な社会」
 
こんな社会は人類の歴史上なかったこと。
 
 
コミュニティが生き残る為には、そこで生きる大半は働き続けなければならない。
 
しかし、コンピューター進化のおかげで、生産効率は飛躍的に伸び、近い将来、めんどうな仕事は人口知能やロボットに任せておけばいい時代が来る。
 
そのときに重要なことは、"自分の人生をどう生きたいのか?"という問いを持つことと、
自分のやりたいことを一緒に実現してくれる仲間がいるか。
 
社会はいい社会へと変化する過渡期にある。
 
資本主義では、「富むこと」「勝つこと」「権力を持つこと」などが人生のゴールであるかのように思われがち。
 
それだと貧しい人や競争に負けた人たちは蚊帳の外だ。
彼らが「自分にも何かできそうだ」「今の日本っていいよね」と思えない限り、国のGDPが増えようが平均所得が増えようが、
結局、国民の幸福度は上がってはいかない。
経済や社会の仕組みに生きづらさや息苦しさを抱いている人がいるなら、いくら成長しようが、それは不完全な社会だ。
 

新しい生き方を探す

 
 
行き過ぎた資本主義に対する反動と、SNSに象徴されるインターネット空間がもたらした(クラスタ)が発生する。
 
 
 
お酒やタバコ、ギャンブルとか恋愛の依存は人はすぐしてしまうけど、雇用関係すら依存を前提に成り立っているのであれば、それはいい社会とは言えない・・・
 
収入面、社会的地位で抜け出す不安が勝り、もうちょっと我慢しようかなぁと思ってしまうのが要因。
 
では、会社に依存しない生き方とは?
 
 
 
それは、最初から収入源を限定しないように意識すること
 
つまり、企業もフリーランス的な収入の得方を心得ると嫌だと思ったら他へ避難できる。
 

家入一真のミッション

 
そんな家入さんがCAMPFIRE(キャンプファイヤー)のミッションとして掲げるのは・・・
 

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"お金をもっと、なめらかに"
 
 
 
資金調達を民主化し、世の中のだれしもが声をあげられる世の中をつくること。
 
世の中でお金を持っているのも一部の層。
 
そのお金をもっと社会に還流させることができたら、きっと社会はよくなる。
 
今までのお金の流れ方は、銀行とか大企業、行政などが「大きなコンピュータ」として機能をしていた。
そこを取っ払って、個人同士のお金のやりとりを活発にする。
 
そして、おかえりと言われる環境の場の提供。
 
例えば、会社で起業するから辞めるといって辞めた社員がもし、起業失敗して戻ってこれる、おかえりと戻してあげる環境。
 
自分を肯定してくれる場所があれば、人はチャレンジすることに対する恐れが減るから、こんな環境なら皆さん前向きにチャレンジができますね。
 

最後に

 
 
家入さんは救いたいという上から目線ではなく、"こんなのやるけど興味ある?"くらいのゆるい関係性を大事にしていることからも、人柄の良さが感じられます。
 
サービスも魅力的だけど、家入さんのビジョンに惹かれてGMOで働きたいと思っている方は沢山いそうですね。
だからこそ、連続起業家として様々な事業を立ち上げ成功しているのも納得ですね。
 
 
今後の活動にも目が離せません!
 
 

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