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やりたいことして食べていく労働論とは。

今回はオリラジあっちゃんが書いた本"労働2.0''の書評をしていきます。

 

 


 

 

 下記ネタバレ注意↓↓================================

 

雇われの身で愚痴を言うな!

 

まず雇われの身で愚痴を言うならなぜ、自分が事業を始めるという道を選ばないのか。


雇われの身で不満を言う必要はない。


経営者の発想を持たないこと=雇用される側の感覚しか持っていないということ。


いい会社に入っていい待遇で働きたいと思うのに、自ら仕事を作ることは考えない。

→これが今、日本で働く人々の足かせになっている。


ただ、いい会社で雇われるのではなく、もっと広い視野を取り自分だけの新しい働き方を創出していくべき。


一つの職種、一つの会社、一つの場所にとらわれず、雇う視点を取り入れて随時変化と進化をしながら、やりたいことを実現させて食べていく。

労働2.0とは? 


会社は資本家と労働者で成り立つ組織であり、資本家以外は全員歯車にならざる得ない。
資本家は生産をしているから"エライ"のです。


生産とは、自分のお金を元手に事業を始め、利益を得る。

企業はその生産システムのほかならない。


このシステムを回す為に、

資本家は私費を投じて原材料や場所や設備を用意する。

⇒その場所で働く人を募集⇒それに集まるのが労働者。

 


労働者は資本家の目指すもののお手伝いをする代わりに対価として給料を得る。


労働者は働いた分の給与を必ず得られる。
しかし、資本家は会社を立ち上げる為に投じた莫大なお金をが戻ってくるとは限らない。会社が儲からなければ倒産。このリスクと引き換えに決定権を得る。


資本主義社会では、お金を出す人こそ1番エライ。


もし、あなたが「現場の声を聞かないから上はバカなんだよー」なんて自分は意見を言えるような大層な身分ではない。


トップに立たない限り歯車。
それが嫌ならリスクを取って会社を作るべき。

 

 

ただ社内でも、
中間管理職はトップが決めた予算の範囲内で自分の裁量で商品の内容を決めたり、企画を立てたり部下に職務を割り振ったり出来る。

 

 

社内で上の立場になるには

 

社内で上の立場になりたければ、下記を実行すること。

 

①トップの意向を分析する。
②誰がどの部分を嫌がっているかを突き止める。

③部下が上司に意見を伝えるにはダメでしたはダメ。
④言われてない事をやりまくる。

このタイプは、いつも目的を考えて、指示を受けたら何のためにそれが必要かを想像する。
※しかし、このタイプは想像が上司と一致しないことがあるのが要注意

⑤勝手なことをする作戦。
じぶんの判断で許可を得ずにやってしまう。
反則のペナルティを比べて差し引きプラスとみれば実行。
で、最終的には知らなかったフリをする。
問題人物としてマークされるリスクは覚悟しなきゃだけど、意外にトップは高く評価する。


何故かというと、言われていないことをやる行為は、先読みがあり、創意工夫「良かれと思う」姿勢がある。


例えば、競合が台頭してきて、今までの手法では立ち起これないとき、新しいチャレンジをしてくれそう。と判断される。


確かに優秀な人ほど、超速でノウハウを吸収し、辞めていく。

 

つまり、
会社を辞めようと思ってない人は優秀ではない。


終身雇用の原則を喜ぶのは優秀ではない人々。

 

彼らはクビになったら生活できないから会社にしがみつく。
優秀な人間は、ノウハウを素早く呑み込み、あらかたの業務をこなして、つまらないなと見切りをつける。
つまり組織は優秀ではない人達が沈殿する仕組み。

 

 

仕事は暇つぶし


仕事とは人の役に立つ暇つぶしなので、人から雇われるだけでなく楽しく働く。

楽しく働くためのポイントとしてはまずお金を得る事が大前提。

 

てことで、


・やりがい史上主義ではなく、稼ぎを両立させる
・報酬という軸で今の自分の仕事を評価
・世の中を見渡して、モノが売れる方法やコンテンツの届け方を考えまくる
コスパで仕事を考える


その時抱えていた仕事をそれぞれ時給に換算し、コスパの良い仕事だけを残す。
新たに入る仕事に関しても、その都度所要時間と支払額を確認する習慣。


やりがいがあり、稼げる仕事を見つけるためにとことん自分と向き合う。

 

 

人事異動が悲しい訳


また、仕事などで人事異動とかありますよね。寂しいかとも思うのですが、

  

別れは損失ではない


いい人間関係という「財産」は、出会えたことですでに得られている。

幸運にもいい出会いを得て、努力していい関係へと育て上げることができたら素晴らしい実績。
その実績があれば、十分であり、別れることは決して損失ではない。
別れは辛いと感じるのではなく出会えてよかったと思うこと。


やりきったと思ったら新たなフィールドを探す。

 

まとめ


・やりたい人が経営者

・できる人が労働者


お金を貰えたらその地点でプロ


小さな成功体験の積み重ねがコンテンツを強化する。
最初から完璧を目指さなくてもいい、徐々にアップデートしてゴールを目指す


無駄な指示をなくすために、まずは自分が試す


意思を持つ者と能力を持つ者との、動的ネットワーキング。

それがこれからの時代に相応しい働き方。

 


働くとは利益を生む営みなので、ニーズにマッチしたものをいかに汲み取り、表現するかが大切。
真実を語った方が人は寄ってくる


さあ、過去の実績を白紙にして、自分が成し遂げたいことを決めよう!

 

って実際に動き出す人なんてあんまりいないよね。

 

 

 

以上。

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