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ブラックならぬグレー上司とは??

仕事をしていると嫌な上司いますよね。

ただ、周りの評価が高かったりするのでその上司を悪い人扱いをすると、社内で批判的に捉えられる。

しかも、そこまで直接的に暴言を吐かれる訳ではないので、極端に嫌悪感を示すこともできない。

 

そんな上司はブラックと言うかグレー上司ですね。

 

 

 

 
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ブラックならぬグレー上司とは?

 

 

簡単にいうと、そいつは

潰し屋上司と言われる奴。

 

今回はその「潰し屋上司」の特徴を探っていきたいと思います。

 

 


まず言えるのが、そこそこ仕事が出来て上層部からの評価が高い。
そのため、社内での発言力が大きく、部下の教育係になることも多い。


しかし、その教育は、自分のペースでしか出来ないため、常に上から目線で指導、評価し、部下をズタボロになるまで続ける。
被害者である部下は結局、泣き寝入りするような形で、メンタルもボロボロになって正常な判断すらできなくなり、「自分の能力がないから怒られるんだ、、」と完全に思考停止状態に追い込まれる。

その手口とは、大勢の前だろうが、一対一であろうが大声で怒鳴りはせず、容赦なくプレッシャーをかけ続ける。

 

とりあえずの「なぜ?」、「どうして?」を連呼。

 

もちろん部下は正常心を保ってられるはずがない。

 

そんな上司になってしまっているのは、上司の過去の成功体験がそうさせている。

 

 

自分が若手の時は、このように「上司からしごかれてきた成功体験」ベースにこうした言動を繰り返す。

さらに、潰れている部下に対しても全くその気持ちを汲み取る事ができず「最近の若者は軟弱」などという。

 


そうした上司からは、家に帰ってからもメールや連絡、指示が飛んでくる。
部下はまるで監視されているような気持ちになる。しかし、追い詰められながらも必死で応えようとする。
部下が一生懸命に努力しても認めてあげることをせず、上司1人だけが勝手に上を目指してプレッシャーをかける。


こんな状態が、続けば当然、部下は能力が上がる前にメンタルがボロボロになってしまう。
しかし思考停止した部下は「大丈夫です。」と答えてしまう。
それを聞いた潰し屋上司は、この「大丈夫です。」を担保にさらに負荷を与える。

 負のループ。。。

ではそんな、潰し屋のバッググラウンドに迫っていきたいと思います。

潰し屋のバッググラウンド

 

相対的にプチエリートに多い傾向がある。


中学、高校と成績は優秀で周囲から日常的に褒められるのが当然な生活を送るも、大学受験や就活で第一希望に進めなかった人。

本人はそれから脱却するためにひたすら努力する。
周囲に認められる存在だった自分が忘れられずに何とかしてプライドを保つために、他人の足を引っ張り出してでも自分が勝つことを最優先にし始める。

そのような状態に、時頭の良さもプラスされ、仕事が出来る人とレッテルを貼られて発言権を獲得する。

(潰し屋の特徴)

・肥大した承認欲求

・部下の賞賛を生きがい

あとは、幼い頃に形成された人格(ビリーフシステム)がそうさせている。
※ビリーフシステムとは人の中にある核となる人格そのものでつまり、その人の最強、最大のこだわりであり思考の偏り。

 

 

潰し屋上司の対処法


では、そんな潰し屋上司の対処法とは?

 

 


上から目線で受け流し、近づかないこと。


メタ認知を行う事で自分の存在を客観的に見つめる。

メタ認知・・・自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」こと

 

そうする事で苦手な上司に対して上から目線で見ることができ、その存在の小ささに気づく。

 


上司の生態を理解し、

「部下を潰してまで他人から認められたくて、必死に頑張っている自分が大好き。相手の気持ちがわからない、かわいそうな人」と見るのがいい。

 

あとは、そんな上司を静かに攻撃したいならば、ラフに受け流し、仲間をつくる。

これは、自分と同じポジションで理解し合える立場の人を仲間にする事で共感を得れます。

 

イラッとしたら、あーこれは上司の「ビリーフシステム」引っかかってるなー。と俯瞰するのもいいですね。

自分自身を俯瞰出来ると、少し冷静さを取り戻せて、感情的になるリスクを減らせます。

 

 

まとめ


・嫌な奴との付き合いは、期間限定思考で。(終わりがあるから頑張れる)
他人を変えるのではなく自分の考えを変えたほうがよい。
・「どうせ辞める」と思って上司と関わる(気が楽になって、意外と懐に飛びやすくなる)
だから案外その会社に居やすくなってほとんどの人が転職に至らない説。は最近多いと感じますがね。。。

 

 



 以上。

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